2015年12月3日木曜日

ご安心下さい。

昨日の「鏡の向こうのどこにあるの?」という投稿が話題になっていました。

「何? これ忘れたっていうんじゃなくて、全く知らない。」
「理科はもともと好きではなかったけど、全く記憶にないってのは、どういうこと?」

と思った先生がいたようで、・・・・・
このブログをご覧いただいている方の中にも、そんな人がいるのではないかと思って解説を。

昔々(私が中学生のころ)、「光」についての学習は中学校にありました

その後、私が教員になったころには「光」の学習はありませんでした

さらにその後、「光」の学習が、「音」の学習とともに復活してきたのです

ちょっと調べてみると、昭和52年に改訂された学習指導要領で、「光」が消えたようです。
実際には55~56年ごろから中学校で実施されたのだと思います。
(私が教員になったのが、昭和56年。「光」はありませんでした。)
そのころ、中学生になったみなさんは「鏡の向こうのどこにあるの?」がわからなくてもしかたありません。でも、高等学校で「波」の学習をするときに、関連して少し学習したかもしれません。)

その後、復活したのが平成元年の改訂。完全実施は平成4年からだったと記憶しています。
したがって、昭和55年ごろから、平成4年ごろまでの間に中学校時代を過ごした方は、「光」について学習していなくても不思議はありません。

けっして、あなたが
「理科が嫌いだから忘れちゃった・・・」ではないのです。

ご安心下さい。

でも、それ以外の方で、「鏡の向こうのどこにあるの?」がよくわからない方は、
「忘れちゃった・・・」ですよ。


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